笑えない。

ヒマラジアン

2016年09月14日 19:07

これももうだいぶ前、、、
もはや備忘録です。
【帰ってきたヒトラー】

監督:デビッド・ベンド
原題:Er ist wieder da(彼が帰ってきた)

この作品は同名小説の映画化です。
日本語へ翻訳された方は、なんと!
浜松市在住の森内薫氏。

そして製作はドイツ

全国でも異例の大ヒットとなった作品。
大化けした作品です。

2014年にタイムスリップして蘇ったヒトラー。
物まね芸人として(なんせ本物ですから)大ブレイク。
そしてだんだんとヒトラーらしさを醸し出し
とんでもない演説で国民を魅了していく。

何か怖いって
何をしても、どんなコスプレをしてもヒトラーはヒトラーで
過去が払拭されるわけではないのに
2014年という時代では
「一緒に写真撮ってもいいですか?」
「ハグしてもらってもいいですか?」と
アイドル張りの人気者になっているということ。
そういう捉え方をされる時代となっているのか、、、
それがドイツで製作されているということにも驚かされる。

セミ・ドキュメンタリーの手法も妙にリアリティがあり
いつしかまた繰り返す時代がやってくるのではないかと
恐ろしくなる。

そしてラスト。
多勢が正しい、真実なのだと結論付けることに
ゾッとした。

ヒトラーが恐ろしいのではなく
無知ゆえに目立つものへと流されていく
それぞれが、個人が恐ろしい(自分も含め)

大統領選と重なって見えた。




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